歯科衛生士および歯科助手 募集中(2017/07/01現在)

歯科衛生士および歯科助手 募集中(2017/07/01現在)

 

来院している方と、和気あいあい、楽しく、仲良くなれて、やりがいのある職場です。予防、あるいは歯周病治療に、少しでもキャリアーのある方は優遇いたします!

給与:16~24万

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○ DH専用のユニットがあります。

○ 予防診療にはお一人ずつに対して初めから十分な時間を取っており、ゆとりを持って丁寧な仕事ができます。

○ 予防診療は担当制です。

○ 勉強会にいって自己研鑽をしていただいています。

○ 院内イベントとかはしてませんので、休日出勤やブログの義務とかはありません。

テフロンーフロス テクニック

タイトルにも書いてありますが、テフロンテープ テクニックで、レジン充填を行ってみました。このテクニックはポーランドの歯科医師により紹介されたものですが、
いままでのどんな材料よりもうまく、きれいにレジン充填ができます〜〜

 

プロバイオティクス

img_20160718_090941プロバイオティクス=”腸管常在菌の細菌叢バランスを改善することにより動物に有益な効果をもたらす生きた微生物”という概念は古くからあるようなのですが、特にお年寄りや子供さんなどには有効で、また抗生剤が使いにくい場合にはとくに有効なようです。右にあるのはある病院での掲示物ですが、ヤクルトによるプロバイオティクスセラピーの例です。免疫力を増強するために、毎朝一本ヤクルトを飲むそうです。その費用は病院で負担していただけるとのこと。大きな病院ですから効能等が十分にあると考えられての導入なのでしょう。

すばらしい~~~

オーラル プロバイオティクス セラピー

なにかと話題になるプロバイオティクスです。プロバイオティクスとは”腸管常在菌の細菌叢バランスを改善することにより動物に有益な効果をもたらす生きた微生物”(1989,Fuller)と定義されています。有名なところではビフィズス菌とかブルガリア菌が知られています(グリコと明治のリンクに飛びます)。このようなプロバイオティクスを使った治療を”プロバイオティクスセラピー”といいます。

ところで、最近気がついたのですが、かみ合わせが悪い人、歯槽膿漏がある人など口腔にトラブルのある方には同時に便秘がちだったり、下痢しがちだったりとお腹の調子も悪い方が多いように感じました。これは当然で口腔内の細菌叢は、胃や腸の細菌叢の形成に大きくかかわっているからです(口は胃や腸の入り口ですからね)。言葉をかえると口腔内に悪玉菌の細菌が多い人は胃腸にも悪玉菌の細菌が多いわけです。となると抗生剤を服用すると歯周病も治り、胃腸の調子もよくなりそうですよね??けれどもそうはうまくいきません。

img_20160921_165114口腔内でいえば、歯周病原因菌やう蝕病原菌をブラッシングや抗生剤で減らし、一時的に細菌量を減らしたとしても必ずもとに戻ります。また、抗生剤の安易な使用(乱用)は避けるべきです(MRSAなどの耐性菌の発生などの問題から)。そのような意味から症状のない歯周病菌に対して抗生剤を大量に、長期に服用するような治療は慎むべきだと思います。もしものときに抗生剤が効かないとなったら大変でしょ?もしもの時に使用するのが抗生剤でしょ??

では、どうしたらよいのでしょうか?? そこで”オーラル プロバイオティクス セラピー”です。

写真にだしたBioGaia社による製品である”プロデンティス”には”L.ロイテリ菌”が含まれており、歯周病やう蝕の予防効果が期待できます。ライオンからも”歯科用オーラルヘルスタブレット”がでておりこれには乳酸菌[TI2711](乳酸菌LS1)が含まれています。主に”L.ロイテリ菌”はスーパー プロバイオティクスとでもいうか、口腔内だけでなく、胃腸に作用して、下痢、ピロリ菌およびアレルギーなど様々な範囲に効果があるといわれています。それに対して乳酸菌TI2711は口腔内から分離されたプロバイオティクスで、口臭や歯周病予防に効果があるといわれています。

最初に口腔内の細菌を減らすために衛生士さんに、メンテナンスをしてもらい、口腔内の総細菌数を減らします。そこでプロバイオティクスを服用していただいて、悪玉菌の増殖を抑えます。それにより、歯周病やう蝕の予防を目指します。また、腸内細菌を整えることにより様々な恩恵が受けられると思います。

 

2級レジン充填システム

2級のレジン充填システムとしては、V3システムを使用していたのですがどうもうまくいかないこともありました。うまくいかないのは、大体決まっていて、

  1. マトリックスを全周にわたって歯肉縁下に入れるのが困難な場合
  2. 歯肉の隣接面の凹凸が複雑でマトリックスは入っているんだけどきちんと押さえきれてない場合です。

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ちなみに、歯の周りにある金属の薄い板がマトリックスで、この場合は向かって右側の適合が若干甘いと思います。適合の判定はできればマイクロ下でしないと、思わぬところで隙間はできていることが多いです。裸眼とか、拡大鏡では危険です。(裸眼や拡大鏡なら素直にメタルインレーにしましょう。)

 

 

IMG_0132とにかく、マトリックスがきちんと歯肉縁下にはいって、隣接面の凹凸にフィットすれば2級レジン充填は概ねうまくいくと思います。そんな、悩みを解決してくれるのがGarrison DentalのComposi-Tight 3D Clear System Kitです。マトリックスが透明で特に歯肉縁近くで3次元的な形をしているので、問題の1番すなわち:歯肉縁下にマトリックスが挿入しやすいです。ただ、メタルと違って柔らかいのでそれなりの欠点もありますが、、、、これはまたどこかで

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次に問題の2番目ですがこれはウエッジです。ウエッジにはこれまたいろんな種類があってまた、その素材も様々です。共通しているのは、歯間に入れるために断面が三角形になっていることです。こIMG_0134れを適切なサイズを選択して入れるのがとても大変だし、大体このウエッジのカーブと歯のカーブがあっていないことが多い。しかしながら右に示した3D Fusion Wedges はギザギザがついていて、抜けにくく、しかも微妙なカーブにもフィットします。これは、いいものだ!!!

 

Er:YAGレーザーを使ったMinimal Interventionな虫歯治療

Minimal Intervention(MI)という言葉があります。日本語に訳すると”最小の侵襲”という意味です。 今までの歯科治療は虫歯を治すために健全な歯質も削除しないといけませんでした。言い返すなら小さな虫歯を治すためにそれ以上の健全歯質を削除することが常でした。削除が大きく広くなると当然、2次カリエス、脱離および破折等のリスクも増えることになります。そこで、できるだけMIな治療を目指そうとなったのですが、それなりの道具がないとできません。

上の動画は、顕微鏡下で、一番極細のタービンを使用し、う蝕を除去するのは先が0.4mmのレーザーチップを使用し、う蝕以外の歯質の削除を回避しています。

 

歯周組織再生治療 左下6

今回の症例は、右下6番です、冷水痛があり、分岐部からの排膿もありました。ポケットも10mm以上あり、近心根の根尖付近まで骨吸収が進んでいました(赤線で囲った部分)。CT画像をみても結構厳しいです。近心根のみの抜根という手段もあるかもしれませんが、根がきちんと2分割できるかかなり疑問な形態なので、今回は無理です。で、今回の治療方針を考えると選択肢としては、以下の4つが考えられます。術前847436DB0703240036_141115104045

  1. ブリッジ:両側の健全歯を削合しないといけない。削合していいなら、経済的な部分も考えると現実的な選択肢
  2. 入れ歯:一歯のみの入れ歯は患者さんにつかっていただけないかもしれない。:あまり現実的でない選択肢
  3. インプラント:赤線の部分の骨を戻す(GBR)が必要。経済的な負担は大きけれども理想的な選択肢
  4. 歯周組織再生治療:隣在歯の削合もなく、抜歯の必要もないので成功するなら理想的な選択肢

今回は4の歯周組織再生療法を行うこととしました。できれば抜歯をしたくないというのが理由です。術式としてはフラップをオープンして顕微鏡下でのEr:YAGレーザーでの歯石除去と根面処理を行いました。一年後の写真です。もちろん排膿も止まり近心の骨の再生も認められます。歯根膜腔も認められるようになりました。エムドゲインなどの材料が使用できればもっといい結果が得られると思いますが、これでも十分ではないかと思っています。

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歯周組織再生治療 右上4

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術前
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術前

 

術前の写真です、黄色の線は歯石のついてるところです。赤のところは根尖病巣があります。青い線は骨吸収が認められました。もちろん動揺もあり、頬側のポケットからの排膿もありました。患者さんから、歯肉が腫脹しているとの訴えもありました。この時点で抜歯と判断しても良いかもしれません。

抜歯となれば、

  1. 両側の歯を削ってブリッジ
  2. 入れ歯
  3. インプラント

の3つの選択肢があると思います。しかし、インプラントは患者さんが経済的負担ができないということで断念(まあ、あまりオススメもしてません)。入れ歯はもとよりダメと、ブリッジについても5番に自費のクラウンが入っていること、3番が生活歯で綺麗な歯なのであまり削りたくありません。つまり、抜歯してしまうとその後の治療の選択はどれも受け入れがたいものでした。(保険治療に元々そのような考えはそぐわない気もします)

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術直後

で、なんとか抜歯を行わない方法を考えてみるということで、歯周再生治療を試みるということです。

まずは、カリエスもありますし、根尖に病巣もあるので、根管治療を行いました。遠心部分もスケーリングを行いましたが、ここは歯周組織の再生を狙い、顕微鏡下でのEr:YAGレーザーを用いてスケーリングを行いました。この症例ではフラップレスで行いました。フラップレスとはメスを用いて歯肉を剥離せずに行うことです。術直後のX線(左)では、やはり、きびし〜〜〜という感じです。この後、クラウンを入れて様子を見ました。

術後1年です、なんとか安定してきました。遠心部分の骨も安定し、やや再生してきたような気がします。けど、7番は抜歯となりました、、、

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術後:45間に注目
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術後

 

 

 

Er:YAGレーザーによる歯石除去

Er:YAGレーザーによる歯石取り(練習)動画です。

今までの、スケーラーとか超音波チップによる接触型(いわゆる ひっかく)と違い、非接触で歯石が取れて行きます。この非接触で取っていくため、歯に負担をかけない、スメアー層ができない、など様々なメリットが生まれます。特に再生治療には威力を発揮します。

Er:YAGレーザーの基礎と臨床

歯周治療・インプラント治療におけるEr:YAGレーザーの使い方

Er: Yag Laser-Is It Effective for Treatment of Chronic Periodontitis?

 

マイナンバー

マイナンバーについて

昨今、マイナンバー制度がスタートし、そもそもこれなんの制度なの?みたいな感じもあります。歯科医師会で勉強会を行い、その感想を書かないといけなかったので書いてみた。まあ、なんだ。個人情報が〜〜とかいっても***電気とかで無料抽選会とかうまい棒もらいで名前など個人情報集めてるのに、マイナンバーは嫌とかよくわからん!!うまい棒は好きだけど、、

 

 

 

平成27年度税務講習会が12月2日水曜日19:45~から福山市歯科医師会館にて開催されました。今回の講習会は“社会保障・税番号(マイナンバー)制度について”というタイトルで、福山税務署 個人課税第一部門統括国税調査官 **** 氏を講師にお迎えして行われました。

例年の税務講習会とは異なり、昨今話題になっている“マイナンバー”についてのお話とあって、70名近くの参加者があり、制度への関心が非常に高いことが伺われました。

ところで、アメリカでの社会保障番号制度(ソーシャルセキュリティナンバー)は1936年にスタートし、形を変えながら運用され、いまではそれなしには社会が機能しないまでのものとなっています。面白いことに、この社会保障番号制度は、スタート時には徴税制度の一環であり、個人の身分証明には使用しないとされていたらしいのですが、年とともにいろんな方面に応用され、いまでは事実上の国民識別番号となっていることであります。例えば、アメリカ軍の認識票にはこの社会保障番号が名前、血液型などと共に刻印されているそうです。

日本においても、マイナンバー制度が導入され、この制度は徴税の公平性や身分証明のために使用されます。講習会を通じて感じたのは、マイナンバー制度がアメリカその他の国の社会保障番号制度を参考によく検討してあり、その欠点(主に情報管理)についての対策がきちんと練られていることです。まあ、こればかりは実際に運用されないとわからないかもしれません。

といいながらも、平成28年よりマイナンバー制度は早速運用され、社会保障、税および災害対策の3分野を中心に利用が始まります。我々も、従業員の源泉徴収票作成のために、また雇用保険のためにマイナンバーを預からないといけない立場です。さっそく、従業員に正しい説明を行い、正しくマイナンバーの運用を行わなければなりません。今回の講習会ではそのマイナンバー制度についての正しい知識および運用を教えていただきました。

また、一方で、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会は「医療等IDに係る法制度整備等に関する三師会声明」を出しており、2018年よりマイナンバーと連携した医療用IDの導入を目指しているようです。これについて、最近の報道では医療用IDの管理をマイナンバーと切り離し、キーIDを付与し、複数医療用IDを運用するという提案がなされたらしいのですが、、、えっと、やっと慣れたレセコンですが、仕様変更がしばらく続くということでよろしいでしょうか??

まあ、なんにせよ情報管理の大切さ、複雑さという問題は一朝一夕には解決しない問題で、今後さらに複雑になると思われますので、委員会を通じて勉強をしていきたいと思います。

保険・医療管理部 伊東孝介