根管充填は側方加圧という方法がスタンダードなのですが、それだけではいろんなケースには対応できないと思われます。最終拡大が終わってから、その場で考えているので、うちのスタッフは準備が大変かも、
できるだけCWCTで根充するようにするんですけどね、
広島県福山市の歯科医院
当院でもCTを導入しましたが、特にマイクロとのコンビネーションで、従来では解決困難な症例が直せるようになりました。
たぶん前の先生も頑張られたと思うのですが。 3か月ほど根管治療を行い、根管が見つからなかったので諦めて冠をいれたそうです。(諦めたわりには、自費治療なんですが…)違和感が消えないので転医されてうちにこられました。
まずは、CTを撮影しました。パノラマやデンタルではそんなに問題はないように思われたのですが、CTから歯根断面を見てみると、4根管のうち2根管が未処置でした。もちろん前の先生も見逃したくて見逃したわけではないと思いますが、裸眼もしくは拡大鏡程度では見逃すのも当然です。
マイクロを使用しても探索は困難でしたが、2回目の診察でファイルは通せました。実際の根管を除くと近心根はかなり探索されてたようですが、遠心根は探索されていませんでした。あらかじめCTを撮影しておいたので、このあと遠心根も無事みつけて、根管充填ができました。
ファイバーポストコア とは?
歯質接着性レジンとファイバーポストを用いた支台築造法です。
ファイバーポストについて、
これは、各社いろんなものがあります。が、中でも、i-TFCはおすすめです。多機能ファイバーポストとでもいうのでしょうか。ただ単にファイバーポスト というだけではなく、再根管治療および物性についてもよく考えられているシステムです。
中心にワイヤーもしくは光ファイバーが入っていて、もしもの除去の際にガイドとなって、ファイバーの除去がしやすくなってます。ファイバーポストおよびレジンコアは色調が歯の色と似ているので、顕微鏡下でも完全除去はなかなか困難です。けど、光ファイバーもしくはワイヤーが入っているとその欠点も解消されます。(個人的にはワイヤーのもののほうがいいと思いますが、直接法は重合深度の心配があるので光ファイバーがいいと思います。)
あと、スリーブというのが、あってより太く、言い換えるなら、ファイバーポストの占有率の大きな築造体が作れます。特に間接法の時には断端処理もきちんとできるので、おすすめです。
直説法:重合深度の深い光ファイバーが芯に入ったものでコアを作る。 オプションでスリーブ併用で(スリーブの断端の処理がテクニカルにはやや難しい)
間接法;重合深度は問題にならないので、ワイヤーを芯にしたポスト+スリーブでコアを作るといい感じ、間接法なのでテクニカルに難しいこともなく、再根管治療および物性も心配もないと思われる。しいて欠点を上げれば歯質削除量が直説法よりも多くなるきらいがあることかな?
(写真はモリタのi-TFCの製品情報から)
根管治療を終えて、その後は支台築造を行い、クラウンを入れます。
支台築造とは右のイラストの”コア”と呼ばれる部分を作ることです。(イラストは歯科素材屋さん、(株)コムネット』から)
直接に差し歯を入れることはあまりないと思われます。なぜなら、歯が割れやすいから!!
保健治療では、以下の選択があります。
1.メタルコア
2.レジンコア(ポストあり、なし)
メタルコアは文字通り金属で支台築造を行うのですが、歯に比べ金属のほうが固いので、歯が割れる危険があります。また、間接法(かたどりを行うので)ですから、必ず2回の来院が必要です。
対してレジンコアは、歯と固さが似ているので歯が、割れにくく、直接法で行うので一回の来院で行えるのですが、残存歯質が十分に残ってないといけない。(接着が十分に行える環境に歯がないといけない)という欠点もあります。
それぞれの使いわけが必要だと思っています。
最近では、それぞれの長所をとりいれた”ファイバーポストコア”もあります。
これは保険がきかないのですが、いろんな長所がありいまのとこ、審美歯科には欠かせないものです。これはパート2で
V3 とか書くと なんか叫びたくなりますが、ちょっと違う。
症例のお話、先ずマイクロ下できちんと齲蝕を除去しました。ラバーダム使用するか迷ったのですが、あえてしてません。
V3システムを装着。
色がへんなのはフィルターかけてます。
その後、レジン充填
マイクロ サージェリーとは?
一般的には顕微鏡下での縫合とか切開をさすのかな?
歯科でも、外科的なことをしますが、口腔粘膜もきちんと細い糸で縫合するときれいに治ります。
ただ、糸はちょっち細いよ。7号から8号をよく使ってます。
症例は、右下の2番の完全脱臼した子のものです。再植して、縫合しました。抜糸後では特に目立たないと思うのですが、どうでしょう。いまどき、完全脱臼とかすると、インプラントにしてとかいう考えもあるかもしれませんが、ここまで戻るならいいと思いますが、、
術前もあるのだけど、ちょっと血とか出てるのでかんべん。
たまには、歯科とは全く関係ない話を、
4月27日の日曜日に 福山コロナにお出かけしました。4DXってどんなもんかなとか思い、あまり期待せずに出かけたのですが、、、
映画のタイトルは”アメイジングスパイダーマン2”です。まあ、一作目の”アメイジング~”は、サムライミの”スパイダーマン”の焼き直し感があまりに強くて、あまり感動しなかった覚えがあります。
4DXも なぜか 名古屋、小倉、福山 というお世辞にも都会とは言えない場所でのものだったので期待はせず、行きました。
ところが、、なんだろうこれ、すごいよ~~、家族全員が感動の嵐でした。4DXで席が動くのですが、シーンとの同期もきちんと考えられていて、見上げる場面では、ゆ~っくりと席が動いて、あたかも自分が見上げているような錯覚に陥ります。もちろん、スパイダーマンがビルの谷間を飛んでいるシーンでは自分が飛んでいるように、ビルの頂上から飛び降りるシーンでは”これ飛び降りるの!!??、足がすくむよ~”てな感じです。アクションのシ-ンではまさに、その場にいるように感じます。
これはもう、映画というジャンルではありません!! いま、まさに、ヴァーチャルリアリティが現実になってきました。家電や映画で3Dがいまいちブレイクスルーとならなかったのですが、4DXは映画館の革命になると思います。早く次の4DX作品が見たい!! とにかくおすすめです。福山近隣の方々はぜひぜひ4DX体験してみてください。ほんとおすすめです。お金をだして映画館に行く理由ができました。
(2014/11/28:タイトルの変更、また、画像を削除してコロナとか、amazonへのリンクとしました。)
2013年12月23日に福山・府中地域在宅医療推進医等リーダー育成研修Iが、2014年1月19日に福山・府中地域在宅医療推進医等リーダー育成研修IIが行われ、参加してきました。(参考資料)
まあ、ざっくりいうとこれからの高齢化社会、病院に入院できるキャパが限られるので、どうしても、在宅医療を推進せざるを得ないのでしょう。しかし、お医者さんのマンパワーも限られるので、他職種連携で乗り切ろうということなのかな?
あとで書きますが、備後脳卒中ネットワークにも参加してみたのですが、医科の部門では”急性期”ー”回復期”ー”維持期”の連携がしっかりしていて、きちんとしたシステムが構築されています。対して、歯科では在宅のシステムがまだきちんと整備されていないせいか、訪問歯科をおこなっているところは、中間業者(もちろんお金をとる)を介しているところも多いようです。(<<2014年から紹介ビジネスは禁止されます)
実際、脳卒中の後は、抗凝固剤を服用していますので、観血処置はある程度制限されるでしょうし、手指の麻痺等もあり、口腔内の環境は加速度的に悪くなります。口腔治療を介入するタイミングは非常に難しいし、システムも構築されてないよな〜〜〜、
とにかく、患者さん、もしくは家族の方はそんなことあったら、ネットでの甘言とかに惑わされないで、いままでかかっていた、最寄りの歯科医院に相談するのが一番いいと思いますよ〜〜(<<ここ一番大切)
いきなり、なんですが
福山衛生士学校の公衆衛生の講義を担当することになりました。
ここにメモ代わりに試験のヤマ!!(でもなんでもないかもしれないが)
1.患者さまに CT 撮影依頼の旨を御説明いただき、本院にお電話の上撮影日の御予約をお取り下さい
2.CT 撮影の目的、撮影部位を、本院受診の際にお知らせくださいますようお願いいたします。
3.御予約日に本院にて CT 撮影を行います。所要時間は30 分程度で終了致します。
4.後日、撮影結果を郵送にてお送りいたします。もしくは、その場でDICOM形式のCD-RもしくはUSBメモリーをお渡しします。
撮影料金:
片 顎 :¥20.000
上 下 顎 :¥30.000
本院では、原則撮影で、撮影された部位の診断、読影等は行いません。