インプラント vs 根管治療

インプラント vs 根管治療

Allan S. Deutsch, D.M.D.

Quick Factoid: Endo vs. Implants

January – March 2009How will general dentists doing root canals react? It is reported that

someare bypassing endo altogether and going straight to single-tooth implants. The indications,treatment planning, and considerations are varied; what is your reaction? You can reach me at:adeutsch@edsdental.com.

 

Comparison of Success of Implants Versus Endodontically Treated Teeth

J. P. Hannahan and P. D. Eleazer

Implants versus root canal therapy is a current controversy in dentistry. The purpose of this investigation was to compare the success of each treatment, with minimal subjective grading. Outcome was determined by clinical chart notes and radiographs. Failure was defined as removal of the implant or tooth. Uncertain findings for implants were defined as mobility class I or greater, radiographic signs of bone loss, or an additional surgical procedure. Mobility, periapical index score of 3 or greater, or the need for apical surgery was classified as uncertain for endodontically treated teeth. Success was recorded if the implant or tooth was in place and functional. Implants were placed by periodontists in a group practice, whereas the endodontic treatments were performed by endodontists in group practice. Charts of 129 implants meeting inclusion criteria showed follow-up of an average of 36 months (range, 15-57 months), with a success rate of 98.4%. One hundred forty-three endodontically treated teeth were followed for an average of 22 months (range, 18-59 months), with a success rate of 99.3%. No statistically significant differences were found (P = .56). When uncertain findings were added to the failures, implant success dropped to 87.6%, and endodontic success declined to 90.2%. This difference was not statistically significant (P = .61). We found that 12.4% of implants required interventions, whereas 1.3% of endodontically treated teeth required interventions, which was statistically significant (P = .0003). The success of implant and endodontically treated teeth was essentially identical, but implants required more postoperative treatments to maintain them.

A topic that seems to be coming up more and more is “endodontics versus implants, when to do which?” More and articles are being written on the success of endo versus implants.

The article below was published in the November 2008 issue of the Journal of Endodontics.

要約

 まあ、簡単に読むとインプラントも根管治療も成功率は変わらないけどインプラントはプロフェショナルなお手入れをしっかりねという内容だと思います。なら、治せるなら根管治療したほうが、いいんじゃない?と思いますがいかがでしょう。

 

赤貧 らしいです

赤貧らしいです。from Yahoo news

「儲かる時代はとうに終わった」赤貧・歯科医の告白

 

プレジデント8月25日(水) 10時30分配信 / 経済 – 経済総合

■コンビニの数より多い……

 

「投資に失敗したなどの理由ではなく、本業の赤字で夜逃げする歯科医が現れました。多くの歯科医院が内部留保を取り崩すジリ貧の状態です」

悲愴感を漂わせるのは、昨秋、都内に歯科医院を開業したばかりの若手歯科医、山崎拓哉さん(仮名、33歳)だ。

「昨年参加したお寿司チェーン『すしざんまい』での歯科医師の親睦会で、同業者は口々に『保険診療だけなら、1日30人の患者を治療しないと赤字』と話していました。実際に、きちんと治療しようと思えば、一人の歯科医師では1日7~8人が限界です。このままでは経営が成り立ちません」

 

歯科医師を取り巻く現状は厳しい。1990年におよそ7万4000人だった歯科医師数は、2006年には9万7000人に増加。それも都会に集中し、「コンビニより歯科医院が多い」と言われるほどになった。

一方、健康保険の対象となる治療に対して歯科医院に支払われる診療報酬のうち73項目の価格が、この20年間据え置きされている。歯科医療費全体も、この10年間停滞中。その間も歯科医師数は増加しているため、一人当たりの収入はドンドン目減りした。歯科医療白書によれば、歯科医の5人に1人は年収300万円以下だという。

 

山崎さんも、その5人に1人の“負け組”だ。私立歯科大を卒業後、都心の大手歯科医院に勤務中、周囲から結婚を勧められ、お見合いパーティーで知り合った女性との結婚をきっかけに開業することになった。実情を知らない周囲からは「うらやましい」と言われることも多いが、薄給だった勤務医時代よりも最近のほうが経済的に追い込まれているという。

「恥ずかしい話ですが、この年まで女性と付き合ったことがなく、初めての女性に舞いあがって、結婚を急いでしまった。妻や、妻の両親は歯医者が金持ちだと誤解していて、『すぐ開業したほうがいい(=もっと儲けろ!)』と迫られました。そのときは妻のため、と思って一念発起したのですが、診療機器のリース料と家賃、妻の実家に強いられて建てた自宅の住宅ローンの支払いに追われています。義父によると『開業して儲けたお金で遊びに行かないようにローンを組ませた』とのことですが、女性と遊んだりする経済的余裕などありませんよ」

 

 

■昔は歯医者にマルサが来た

 

歯科医院の経営状態がよかったのは、80年代までだという。日本に歯科医師が少なかった70年ごろ、歯科医療の画期的な技術革新が起こり、いち早く新技術を身に付けた歯科医のもとに多くの患者が集まった。さらに、その治療が保険適用の診療になるまでのタイムラグで、多くの患者が良質な歯科医療を受けるために、自費での自由診療による治療を選択し、歯科医院は大きな利益を上げることができたのだ。

当時を知るベテラン歯科医(すでに引退)の一人は、「詰めるものも、かぶせるものも、すべてが変わりました。ちょうど、高度成長期で日本中が豊かになってきた時期でもあり、多くの人が、自分の歯にお金をかけたのです。毎年、億単位で売り上げがありました」と振り返る。

 

いまでは、定員割れも珍しくなくなった大学の歯学部もわが世の春を謳歌していた。

「東大には歯学部がありません。そのため、東大合格を蹴って入学してくる学生も毎年何人もいました。

最終学年になると大学付属の病院で、実際の患者を相手に実習が行われるのですが、歯科医師のタマゴと顔なじみになれると考えた女子学生が、痛くもない歯を抱えて殺到したのです。三段重ねの手作りのお弁当をたずさえていた女性もいました。みんなうれしそうに食べていましたね」(東京医科歯科大学OBの歯科医師・50代)

山崎さんも、先輩歯科医師から、歯科医の黄金時代の話を聞いたことがある。

「バブルも重なって本当にいい時代だったようです。レジの中は1万円札であふれ、閉めることができなかったといいます。スチュワーデスと結婚するのも当然のような風潮だったようで、松田聖子も歯科医師と結婚しましたよね。あのあたりが歯科医師のギリギリよかった時代の最後のようです」

 

保険外の自由診療は、歯科医師側が価格を設定できたため、収入は膨大なものとなった。その一方で、脱税で摘発される歯科医師も目立つように。「パチンコ屋、歯医者、産婦人科医は脱税御三家」と言われていた時代もあった。

山崎さんの知人にも、そんな黄金時代に、国税局のマルサから査察を受けた歯科医師がいるという。

「少額の脱税では、地元の税務署が来ます。歯医者には、国税のマルサですよ。僕なんて、収入が少なすぎて、還付金をあてにしています」

 

 

■「儲かる」幻想に振り回される

 

そんな歯科医の黄金時代は、保険制度の変化とともに終焉。先述のベテラン歯科医は「81年、健康保険の1割の自己負担が導入されたことが、終わりの始まりでしょう。それまで保険治療はタダでしたから、患者は1割でも非常に大きな負担に感じたと思います。それが、97年には2割、今では3割負担です。病気になれば病院に行こうと思うでしょうが、歯が少し痛むくらいでは歯医者には行かなくなってしまった。目新しい技術革新もないまま、バブルが崩壊してずっと不景気。日歯連による自民党橋本派への巨額の不正献金事件が発覚し、社会的地位も著しく下がってしまった」と説明する。

 

健康保険法の改正の一方で、国は医師および歯科医師を増加させる政策を実施した。医大、歯科大の新設ラッシュが起こり、大幅に定員増。医師も、歯科医も急激に増加した。特に歯科医は「儲かる」イメージが強い割に、医学部よりは偏差値も低く、希望者が殺到することになった。

「僕もだまされたクチですね」と山崎さん。

「僕が受験したころにはもう、歯科医が儲かる時代は終わっていました。学生時代は忙しくてそんなことも知らず、勤務医のころも、毎日の仕事に追われて、世の中が変わったことに気がつかなかった。開業すれば、先輩の先生方みたいに銀座で豪遊できると信じきっていました」

 

厳しい環境に置かれている歯科医師だが、山崎さんのように都心のビルに開業しているケースは最悪だ。

「地方はまだマシです。家賃が安いですから。坪単価5000円の場所にある診療所でも、坪単価5万円のビルの診療所でも、保険点数は同じです。明らかに都心の歯科医に不利な仕組みです。都心の患者は高額な自由診療が多い、とも言われましたが、この不況でたまに初診患者が来ても保険内診療ばかり。

歯科医師とは肩書だけで、景気がよかったころに買った投資用マンションの賃貸収入で生活している人も多い」と山崎さん。

 

先月、山崎さんは妻の誕生日に、苦しい家計の中から、3万円の宝飾品を贈った。

「値段をネットで調べたのでしょう。次の日から不機嫌に。『去年までのプレゼントは5万円だった。あんたのせいで私は不幸よ!』って。そのとき頭をよぎったのは、はじめから1万円のものをあげていたら3万円で喜んだのではと考えました。地獄です」

 

 

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河崎美穂=文

from 読売新聞

受ければ、必ず合格という状態になりつつあります(もうなっている??)

私立歯科大・歯学部17校、14校で入試2倍未満

文科省調査

全国に17校ある私立歯科大・歯学部のうち、14校で今年度の入試競争倍率が2倍を下回り、そのうち、9校が1・1倍未満と無競争に近い状態だったことが、文部科学省の調査で14日わかった。

私立歯科大では、昨年度から2年連続で過半数の大学が定員割れしており、選抜のハードルを下げて合格者を増やした大学が多かったためとみられる。同省では、大学の歯科教育の質が損なわれる恐れもあるとして、定員削減などの指導を強める方針だ。

入試結果は、14日開催の文科省の「歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」で報告された。それによると、国公立を合わせた歯科大・歯学部29校のうち、いずれも私立の14校で、受験者数を合格者数で割った入試競争倍率が、選抜機能が十分に働く目安とされる2倍を割り込んだ。

2年前の2008年度には、2倍未満は7校にとどまり、その多くが1倍台の後半を維持していた。それが、11校で最大4割強の定員割れが起きた昨年度には、2倍未満が13校に拡大、1倍台前半の大学が多数を占めるようになった。

背景には歯科診療所の過当競争で「歯科医は高収入」といったかつてのイメージが崩れ、歯学部の人気が落ちていることがある。今年度の入試では、私立大の受験者が4318人と前年度比で650人減った影響を受け、定員割れの校数は11校と同数だったが、最大7割弱と欠員率が拡大。このため、11校で昨年度より競争倍率が低下した。1・01倍と最低倍率の大学では、163人が受験し、162人が合格(入学者95人)、不合格は1人だった。

(2010年9月14日 読売新聞)

時事通信でも、同じようなことが書いてあります。

 

入試倍率、2倍下回る=歯科医余りで、私立歯大14校―文科省

時事通信 9月19日(日)14時32分配信

全国に17ある私立歯大、歯学部のうち14校で、今春の入試の競争率が2倍を下回ったことが19日までに、文部科学省のまとめで分かった。17校の平均倍率は1.45倍。最低は1.01倍で、ほぼ「全入」状態だった。また17校のうち11校が定員割れした。

倍率低下と定員割れの背景には、志願者の歯大離れがある。歯科医の数が増えたのに医療費は伸びず、歯科医に余剰感があることや、一部私大で国家試験の合格率が低迷しているため志願者が減少した。文科省は、競争率の低下は学生の質の低下につながりかねないとして、定員削減を促している。

国公立12校の倍率は2.11~3.9倍だった。

from AllAbout

 

痛いところだけ対応療…短期治療には要注意(All About) – livedoor ニュース

オリジナルのページが消えるといけないので原文そのままのせてます。

 

 

最近は歯の治療前に、どこまで治したいか患者さんの希望を聞く歯科が多くなってきました。「悪いところは全て治したい」「応急処置だけでいい」など、要望はさまざまです。もちろん忙しい患者さんの場合、治療期間を少しでも短くしたい人が多いでしょう。しかし、短期の通院はときにトラブルの元になることがあります。治療の要望を伝えるとき、それぞれのメリットとデメリットは理解できていますか? 患者さんからのよくある要望別に、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。

 

■「痛みを取る応急処置だけしてほしい」

⇒過度の期待は禁物! 応急処置の限界に注意

 

「痛みをとる応急処置だけしてほしい」。これは病院嫌いの人にとっては、魔法のような言葉でしょう。しかし残念ながら、治療をする側としては矛盾した要望です。最終的な目的は痛みを取ることなのか、本当に応急処置だけでいいのか、はっきりさせましょう。

 

応急処置だけで痛みが落ち着くのは、基本的にはあくまでちょっとした違和感や、ある瞬間だけ痛みがある場合だけ。痛みが強い場合、基本的には応急処置では改善しないと理解することが大切です。

 

強い痛みの場合、虫歯であれば歯の神経を抜く治療や抜歯が必要なことも。一般的に比較的時間がかかる治療が必要で、その日のうちに痛みが落ち着かないことも多いです。さらに歯ぐきの腫れなどがひどい場合も、応急処置ではほとんど効果がありません。歯周病の治療や、歯の根の治療を行い、数日~数週間程度、改善するのに時間がかかることもあります。応急処置で取れるのは、あくまで軽度の痛みだけ。応急処置に過度の期待は禁物です。

 

■「痛いところを治して欲しい」

⇒根本解決ができず、初期虫歯が放置されるデメリット

 

この場合、応急処置よりもしっかりした治療を希望しているのだなと分かります。このように希望をいう患者さんは、大きく2つのケースに分かれるようです。

 

□自分の口の中の状態を把握できている場合

口の中の全体の治療後1年以内や、定期検診を欠かさず受けている患者さんなど、それまでの治療で自分の口の中の状態をだいたい把握できていれば、「この部分だけ治せば、しばらくは大丈夫そう」と判断ができるでしょう。この場合は、痛いところだけの治療で問題ないことが多いです。

 

□治療はしたいが、最小限で押さえたい場合

問題が起こりやすいのはこちらのケース。痛い部分さえ治療すれば問題ないと思う人が多いようですが、歯の痛みの原因は、単純に1本の歯だけの独立した問題ではないことがあります。

 

例えば、痛みの原因は、噛み合わせのバランスや、噛み合わせの力の配分のこともあります。その場合、痛い歯は結果であって原因ではないことも多いのです。この場合は、「今は痛くない歯」も一緒に治療しない限り、トラブルが続くことがあります。

 

さらに多いのは、痛い歯だけを治療して、他の進行中の虫歯を放置してしまうケース。虫歯は痛くない時に治した方が、時間、回数、費用など全ての負担が少なくて済みます。面倒でも一度しっかり完治させておかないと、いつまでたっても病院通いが必要になってしまうのです。

 

■「とりあえず痛みが引いたので通院をやめます」

⇒最も大きな抜歯リスクが残るケース

 

最もよくない選択肢です。例えば、虫歯が原因で歯の神経を取った場合、痛みはなくなります。しかし、治ったわけではありません。そのまま治療を止めると、治療前より歯のダメージが急速に進行してしまうのです。神経を取ったということは、歯の内部に穴がある状態。仮の詰め物があったとしても、時間とともに内部に虫歯菌などが入り込み、内部から歯を溶かして崩壊を促進してしまいます。

 

悪化速度も速いです。外側のエナメル質を溶かす時間に比べ、内部の象牙質では急激に虫歯が進行しやすいという特徴があります。神経を取った後、数年後に再び痛くなって治療しようとしたところ、すでに手遅れで抜歯しか選択肢がなくなるのは、よくあるケースなのです。

 

強い痛みが出てから慌てることがないよう、定期検診などを上手に利用して歯の健康を維持するように心がけてください。

 

【歯・口の病気ガイド:丸山 和弘】