小児歯科の治療は主に、虫歯の治療ですが、この時期に行う治療に咬合誘導があります。左の図のような床矯正装置をいれて、部分的な反対咬合を直したりします。
床矯正といわゆる成人矯正についてはいろいろと意見がありますが、小学校低学年での前歯部の不正咬合などは、床矯正がとても有効だと思います。
そもそも比較するものではなく、矯正の対象者の年齢にもよりますので
乳歯列期では反対咬合を放置すると上顎の発育不良が引き起こされますので、治療したほうがいいと思われます。
時にムーシルドとかパナシールドとか言われるものですが、これらは反対咬合の治療に使われるのですが、特に乳歯列期に装着すると反対咬合による上顎骨の 成長抑制が防ぐことができ、かつうまくいけば反対咬合もなおるとおもいます。顔の表情も大きく変わるので、お口を閉じても受け口の雰囲気のする子供さんは 可能な限り早い年齢で装着したほうがいいと思います。もしくは床矯正をお勧めします。
基本的に当院では印象のできる人は拡大床などによる床矯正を、できない人はシールドをお勧めします。
床矯正
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成人矯正
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開始時期
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乳歯がはえそろっていれば
また、犬歯が生えるまでが理想 |
中学から高校生
少なくとも抜歯永久歯が生えてから |
永久歯の抜歯
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抜歯はしないことが前提
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ケースによりますが、抜歯前提となることが多いと思います
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あごの大きさ
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大きくさせることで歯を並べていく | 抜歯した場合は小さくなります |
自分ではずせる?
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学校で、はずしてもOK
食事のときは絶対はずします ただし、一日12時間程度は装着を |
はずせないので、しっかりとブラッシングを
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歯の動かし方
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2次元的な動き
ブラケットを併用し、3次元的に |
3元的に移動可能
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治療費
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結構、安いと思いますが、それでも10万ぐらいから、、ご相談しましょう
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比較的、高価です
(もちろん治療対象が違いますので比較するものではありません) |