コンティジョン

コンティジョン

新型コロナウイルスで自宅待機をする中、2011年のやや古い映画ですが、”コンティジョン”という映画を見ました。なぜか、近くのTSUTAYAで投げ売りしてて買っておいたのですが、見もせずにおいてありました。出演者も結構一流を集めています。 映画的な過剰な演出が”今となっては”みられず、とても現実的に進む話がコロナウイルスが蔓延している今と、激しくオーバーラップします。というか、今の状況を予言してる、もしくは実話をもとにした映画を見てるようです。見ながら、現実に引き込まれるようで、あっという間に見終わってしまいました。設定が、インフルよりもやや致死率及び拡散率が高い点が新型コロナウィルスと重なるなあ。あと、最近の映画でジュドー・ロウが悪役が多くて悲しいなあ。けどまあ、いい映画でした。

 

新型コロナウィルスに対する感染防止対策について

新型コロナウィルスに対する感染防止対策について

<来院される皆様へ>
・発熱、咳の症状がある方の診察は行いません。
・2週間以内に外国に滞在していた方の診察は行いません。
・来院の際はマスクを着用し、待合室内でも着用したままにしてください。
・待合室では他の人となるべく距離をとって着席してください。
・ご自身の車の中でお待ちいただくことも可能です。
・来院された際には手指の消毒をしてください。
・スタッフがマスク、防護衣を着用したままで対応します。

普段の生活よりマスクをしましょう。

布マスクで十分だと思います。一部で医療用マスクでないという意見もありますが、そのほとんどの論拠は“医療関係者が感染症と相対するとき”のものです。布マスクでも自身の飛沫を拡散させないという目的のためには十分です。むしろ、感染症と相対さない人が、N95等の高性能マスクを入手し、現場で相対している関係者のマスクの入手を妨げるようでは本末転倒です。その意味では、今回の安倍内閣の布マスクを配布するという政策を最初はややいぶかしげに思いましたが、マスクをするという意識の向上、布マスクの普及、そして最前線で感染症と相対されている方々に医療用マスクなどの感染予防着などの枯渇を防ぐという意味では、いい政策なのではないかと思うのですが、いかがでしょう?

新型コロナウイルス感染防止対策として万全を期しているつもりですが、未知のウイルスのため何が起こるかわかりません。感染拡大を防ぐためには、国民ひとりひとりの理解と注意が必要と思います。この難局を乗り切りましょう。

まさに奇跡というか

外傷により歯が折れたり、脱落した場合はとにかく早く歯医者に行ってくださいというお話。

右上1番が完全破折している。H14/11

自転車でこけて、右上一番が完全破折している。CTで見てもデンタルX線でみても、かなり絶望的な感じ。外傷歯の分類とかガイドラインを確認すると固定と経過観察が基本らしいが、ここまで完全破折していると、厳しい気もするが。

固定直後、右上2から左上2までをしっかりと固定し、歯には余分な矯正力をかけないようにした

H15/1 受傷より2か月後 特に痛みもなく、やや破折部が薄くなった気もする??

H17/8 4年後破折部は明らかに不透明感がましてきている。根尖にも透過像等認めず経過良好と思われる

H19/3 破折部もほぼ目立たなくなり、とてもよい。いわれなかったら、破折した歯とはとても思えない。自然の治癒力とは何てすばらしいのでしょうか。

とにかく、早く受診してもらって、速攻での固定が良かった。もう考える余裕すらなかったが、固定して本当に良かった。 

インレー形成前のスケーリングと歯肉形成

 意外と最後方臼歯の修復は予後をよくしようと思うと意外に大変。大体は後年になって遠心隣接面の2次カリエスや歯周病を誘発していることが多い。

より良い予後を得るために、インレー形成の前処置としての歯石の確実な除去、歯肉のマネージメントが必要なことが多いです。この動画では前半で遠心部分の除石を行ってます。0:54~ぐらいから遠心部から歯石が出てきているのがわかります。これを残したまま修復をおこなっていたらと思うと、、

動画の後半は、歯のくぼみに張り出してきた歯肉の対処です。歯肉圧排でもいいかもしれませんが、麻酔を行っていることと、今後のことを考えてEr-YAGレーザーでの切除を選択しました.

 

 

大臼歯分岐部におけるマイクロスケーリング

大臼歯の分岐部のスケーリングは非常に困難です。たとえオープンフラップしたとしてもその解剖学的形態から困難です。分岐部をスケーリングの困難さについては色々文献がありますが、その結果を裸眼で判定した場合、マイクロ下で判定した場合では大きなさがでるのではないだろうか?裸眼で歯石がとれたと思っていても。マイクロ下ではそうでもなかったりします。下の動画は上顎の6および7をマイクロ下にてスケーリングしている動画です。周囲の歯石除去はあらかじめ衛生士さんにしてもらってます。裸眼では困難な分岐部のスケーリングをマイクロ下で行っています。

マイクロスコープ下でのウルトラソニックインスツルメーション2

その1の動画を見ながら、器具のハンドリング、到達性がいまいちなので反省しました。なので、機具を買い直してさらに、修練をつみました

あとはスケーラーの出力が安定してくれれば、いいんだが、メーカーに一度修理というかチェックにだしたのだが、問題ないと帰ってきた。セナ足のように足先はけいれん気味です。超音波スケーラーはNSK推奨ですね

ハドソン川の奇跡(Apple TV-4K版)

実話もので評価の高い映画なのだが、いまさら 再度見てみた。以前にblu-rayのレンタル版で見ていたので、今回はApple TV 4K版 +  サウンドバー 5.1chでの感想です。(7.1chじゃないのというつっこみはなしで)

まあ、映画の出来はいまさらでもないが、Apple TV4Kでも画像や音声も途切れることなく、映像特典や字幕、吹替えも含んで900円とは驚いた。Appleの価格破壊は健在ですね。収納スペースもいらないし、4K版はAppleTVで見て行こうと思った次第です。画像も精細で4K-HDRの性能も引き出しているし、とにかくおすすめです。

たぶん映画の感想じゃないな、AppleTV4Kの感想だな、、、

P.S.価格はお正月のキャンペーンで今は1500円になってます。

マイクロスコープ下でのウルトラソニックインスツルメーション1

カタカナばかりのタイトルですが、漢字で書くと”歯科用顕微鏡下での超音波スケーリング”となるでしょうか。歯を抜歯する理由として歯槽膿漏があるのですが、具体的に歯槽膿を止めるためには、歯を支えている組織の崩壊をコントロールする。そのためには組織に炎症をもたらしている要素の排除が必要なのですが、その要素の一つに歯にこびりついている歯石があります。これがかなり困難です!衛生士さんのための歯石除去とかSRPの講座の本をみてみると、とにかく見えないので手指感覚でとかかいてあるけど、まあでかいの歯石は取れても細かなものは取れてないと思うんだが、、、特に顕微鏡下で歯を観察すると思う。

今は、歯科用顕微鏡、防滴ミラー、超音波スケーラーの3種がそろってきたので、このような複雑な部位のスケーリングもできるようになりました。

えっ とおもったお話

ちょっと、”えっ”と思った話です。最近、福山市では妊婦検診があって妊婦さんは歯科検診を市の負担で受けれると。これは大変いい話なのです。そこでのお話。患者さんからの話の受け売りなので、誤解があるのかもしれませんが、、

 

患者さんを検診している衛生士さん(違うかもしれない)

衛生士:”うーんこの歯はもたないので抜歯して、インプラントしましょう”

患者さん:(経済的にも、時期的にも)”ちょっと無理です、、”

衛生士:”支払いはローンもありますよ”

患者さん:、、、、、

って、妊婦検診の人にインプラント勧めて、お金が高いので無理ですといったらローンを勧めるなんて、これから赤ちゃんもできてお金も時間も必要な人にインプラントすすめて、ローン勧めるとは、なんかね、、、人として間違ってる気がするんだが、、まあ歯科医院の経営、営利企業としては優秀なんですかね。